
年長の息子。園のおもちゃを持ち帰り、「自
分のものだ」と、たちの悪いうそをつきます。
毎日のように言い聞かせても効果なし…。
[京都府宇治市 へんてこらいおん]

illustration SUZUKI Midori

子どもがうそをついたとき、頭ごなしに叱りつけるのはあまり効果がない
と思います。本当に自分のものと思い込んでいる場合もあるので、うそを責
めるのではなく、まずはそのときの状況を細かく聞いてみましょう。
子どもの話をゼロから聞くつもりで、こちらから仮説を示さないのがポイン
トです。そうすることで、「お母さんは真面目に向き合ってくれた」と子ども
は満足します。話を聞き終えた後に「◯◯ちゃんの話は分かったよ。でも本当
は、◯◯なのかな?」と聞いてみましょう。本当のことを一つでも言えたら、
「本当のことを言ってくれてありがとう!」とポジティブな反応をしましょう。
そうすることで、本当のことを言う大切さを、子ども自身が実感することが
できるのです。
そして最後に、子どもの気持ちは尊重しつつ、悪いことは悪いと伝えまし
ょう。「おもちゃが欲しかった」という気持ちは認めるけれど、だからといっ
て持ってきていいわけではない、と子どもにしっかり伝えることが大切です。
「同じことされたらどう思うかな?」と問い掛けて、自分で考えさせるのもい
いかもしれません。
普段から「うそをつくのはいけないこと。すぐばれるのよ」と諭すのもい
いですが、くどくど言ってもあまり効果はありません。例えば、寝る前に本
を読むときなど、お互いに落ち着いているときに話すと、子どもの心に届き
やすいと思いますよ。